高徳院の年中行事

1月 初日の出祈祷・千倉観音出開帳(南千倉海岸)

※盛大な行事のうらには、地元の方々・初日の出実行委員会の協力と、歴代住職の情熱があります。

里見氏ゆかりの行事で、七日間の断食、元旦水行 ・初日の出祈祷・千倉観音 千倉町内巡行が行われます。
12月下旬から大晦日まで、住職は断食を行い、大晦日の深夜に来る一年の厄災除けの水行をしてから、虚空蔵堂にて元朝護摩を焚きます。断食は、
12月13~25日 五穀断ち(芋を潰したものや塩を舐めます)をして、
12月26~1月1日の朝、初日の出を拝むまで続きます。
12月31日 23時30分に地元川口区 青年会・初日の出実行委員会協力のもと、水行が行われ、厄払いをし、1月1日に元朝護摩を焚きます。
その火を南千倉海岸まで運び、初日の出とともに大護摩に火が入ります。そこには毎年2000人を超える参拝客(観光客や地域住民)が集まり、華やかな賑わいを見せています。
お問い合わせは、初日の出実行委員会(TEL:0470-43-1010)までご連絡いただければと思います。

2 月 節分会(2月3日 虚空蔵堂)

明けの明星を(金星)を眺め、句会を開いたお祭りが起源となる里見氏ゆかりの行事です。
当時も村人たちが長い期間をかけて準備して行われてきましたが、現在でも11月から地域住民の方が、3ヶ月もかけて当番制で準備しています。一遍の参拝で「智恵」と「福」が授かる虚空蔵菩薩を御参拝いただくことができます。
虚空蔵菩薩は厄除け・学業成就・合格祈願などのご利益があり、早朝から夕刻まで護摩を焚き祈願をいたします。
川口区と御信心者の協力により福引も同時開催され、毎年1500人の御参拝者が訪れます。

3月 春彼岸

春になると、春彼岸に吹く風に耐え忍ぶ桜の花に朧月を重ね見て、
尊く儚い愛情を感じ、胸のたぎりを覚えることでしょう。そんな3月は檀信徒の皆様が一同に集まって、お彼岸のご供養が行われます。
それと同時に護持会(檀家の会)の総会が行われます。

4月 花まつり(4月8日)

花まつりはお釈迦様の誕生日です。この日は「命の大切さ」と共に「生きる」ということを考える年に一度の大切な時間です。稚児釈迦仏に灌仏(甘茶をおかけする)を行いわかっているはずの命の大切さに向き合ってみませんか?

8月 お盆 永代供養墓盆総供養

たくさんの方々がお墓まいりに訪れます。
永代供養墓の前で、盆総供養が行われます。
住職はお盆の期間中に各檀家や地域内外を問わず、一軒一軒回り、供養を行なっております。未だに住職が一軒一軒訪問を行っているお寺は他にはあまりなく、とても貴重なことです。
しかし、そのため大きな行事は行えません。
総供養は本堂で夕方2時間近くお経をあげ、その後各お堂にお経をあげます。
迎え火、送り火にはたくさんの檀信徒が訪れます。

9月 秋彼岸・施餓鬼法要(9月23日)

秋彼岸・施餓鬼法要は、海辺の広場にヤグラを組んで、海に供物を流すという行事を昔は行っていました。
現在は毎年9月23日に行われ、戦没者・海難者を含む一切施餓鬼法要が行われます。住職の法話を聞くために本堂には入りきれないほどの地域の方々が訪れます。