千倉観音について

創建1250年・開山五百年記念事業~千倉観音長距離巡行~

 当院の歴史の中で数百年に1度、国家安泰・万民豊楽を祈り、命がけで全国の国分寺や観音霊場を歩き、自分のことではなく多くの人が願いを立てるよう努めていた記録が古文書や石碑に記されていました。先人の背に感銘すると共に創建1250年と開山五百年の節目も重なり、私も先人と同じく国家安泰と万民豊楽を祈り、各所への廻国巡行を始める決意をし、観音像を作ることを決意をして、京都で大きな香木に「のみ入れ式」を行いました。

 当院は海沿いの小さな山寺でありながら平成17年頃からこの準備に取り組んできました。まずは京都で山車を作っていた富津市大堀の山車専門店「車屋」の千葉県指定伝統的工芸品製作者 坂井武雄氏(当時78歳 平成26年没84歳)の最後の作品として千年前の方法で大八車型の引き車をつくり、同時に住職の学生時代からの盟友 京仏師 冨田珠雲氏に大柄で寸胴な愛嬌のある観音童子を製作してもらうところから始まりました。

 何年もかけて参拝者に協力を仰ぎ、まずは観音童子の体内に願い事を書いた願い札を入れてもらい、願い事の数が集まれば集まるほど大人の観音像に彫り進めるという方法でポッチャリ型の観音童子を二十歳前後の大人の十一面観音像にまで成長させてきました(令和元年)。

まずは、平成30年8月に、子供会で西日本豪雨災害募金を集めながら千倉町内を巡行致しました。令和元年5月に新元号を祝って、2度目の千倉町内巡行を行いました。令和元年12月には、3度目の巡行として房総半島台風15・19号の被災地となり、募金活動を行いました。

前後しますが、ついに長距離修行の準備が整い、令和元年6月に京都を目指して、廻国巡行修行がスタートし、日本橋 日本道路原標ゼロ地点までの150キロを歩きました。

次の修行は、日本橋ゼロ地点日本道路原標から、京都の五条大橋にまいります。

そしてゆくゆくは京都・千倉間を往復する予定で、京都にて観音像の開眼を行う運びです。京都に到着するまでの道中を前行(修行のための修行)と定め、開眼後の京都から南房総市 高徳院本堂までの市中長距離巡行修行が本番となります。

※現在願い事の数が、4338(R5/12/25現在)集まっております。

2000もの願い事が集まったので、現在は観音様のお身体に色を塗り、伝統工芸切金という技法を用いて、金の筋彫りを行なっております。じきに大人のお姿の観音様に彫り上がる予定です。また、無事京都に辿り着きましたら公開となります。ご支援をお願い致します。

支援金受付はこちら

☎️ 0470-43-1010 📧 ko-toku@awa.or.jp

 

12.千倉観音詳細 修行1
13.千倉観音詳細 修行2
14.千倉観音詳細 修行3
previous arrow
next arrow

現在は、年に1度、お正月の出開帳の際に観音様と会うことができます。